恐怖感?

朝が何だっていうんですか。

 もう朝ですが何をするにせよ適切な休息が必要でまさにその通り、自分は休息を壊滅的に摂っているから明らかに分断されている……休息が。

 薬剤と極度の疲労などにより、昨日はかろうじて入眠して12時間は眠った。それが悪かった。かどうかは知らない。今日は眠れていない。即座に入眠できれば何の問題もない。問題は即座に入眠できないために常時恐怖感に見舞われるということで、それは眠ろうとしていない時でさえそうなのであるものの、寝ていないときはたいてい何かしている。脳味噌プリンであろうとゲームくらいできたりはする。ろくなスコアが出ないが別に恐怖感から目をそらせるならいいじゃない?

 それが問題で、何が悲しくてたかが死期を待つのに必死で苦しまないといけないのだという気分になるし一度それが文章化されてしまうと頭にこびりついて離れない。眠ろうとして作業するものが途絶えた途端、「何が悲しくてたかが死期を待つ程度のことに死ぬほど苦労を重ねて心身に苦痛を味わわないといけないのだ?」と文章化された恐怖が頭から這い出してこちらの顔面をのぞき込んでくる。もう五月も過ぎたというのに「メーデー」とか叫びだしそうになるが「メーデーメーデー」だった。個数を間違えてはいけないのかもしれないが別に救難信号に関心が対してないので間違っているのかもしれない。所謂何かをざくっと見ただけで終わりにしてしまいがちであり、おかげで「あんずのうた」のメーデー……は労働者の方でいいのかな?みたいな気分に陥りますはい。別に他のことを避けんでも良かったのかもしれない。「狭山茶!」とか、「このなめくじ野郎が、ええ?なんの責任または権利によって俺の頭を盗み食いするんだい?その辺の豚未満の知能しか持たない卑劣漢が?聞いてるのか?おい?このゴミ野郎?聞いてるのかって聞いてるんだよ、俗悪な蛆虫が?人を騙して優越感に浸ったりダブルスタンダードを上手に使い分けて人間面してんのが倫理関心で腐敗してんじゃねえのかって聞いてんだこのゲスが?おい?聞いてるのか?聞いてるなら何か言え、普段の饒舌さはどこへ行った?え?おい、心の底から腐りきった手に負えない裏切り者が、ええ?信頼とかその口で言う気か?何とか言えよ?黙ってるのか?見下して楽しいか?内心あざ笑ってんだろうがボウフラが?俺みたいな人間とは口を利く価値もないってか?この猿が?猿だってもっと倫理感とかあると思うがな、どうなんだ?どうなんだって聞いてるんだよ、首を縦か横に振ることもできないのか?なあ、何を黙りこむ必要がある、いつもみたいに見るに堪えないにやけ面晒して何かそれらしく説教じみた原義が聞いたら卒倒しそうな汚泥もびっくりのお言葉とやらを並べたらいいんじゃないのか?」とか、言えばいいのだろうとは思う。多分、「このなめくじ野郎が、ええ?どういったご用件で人を人格破綻者とかいうのでしょうかね?わたくしの人格が破たんしていることは別に構いませんがその事が欠格条項さながらに作用するのはお前のようなスカベンジャーがよくもまあ恥ずかしげもなく幅を利かせているからだろうが?だいたい特に限定的な能力に見せかけられた量産型いい子ちゃんの真似が上手な人間だけが存在していいみたいな状況は治安が最悪なので、知能指数がマイナスに振り切ってますね、もう一度聞きますけど君は本当になめくじかなんかなんですか?」などと言葉を並べている間は、罵詈雑言の重複がないか内心非常にひやひやしているので別に件の恐怖感が顔を出したりはしないのだ。

 しかし生きている度にというよりも毎日毎秒「オウ!アイムストレンジャーヒア!」みたいなことを全方位に見えない電波で叫んでいるから声が枯れても不思議はないけれど電波なのは枯れない。勘弁してくれって感じであり、活動したいものではあるが、そんなものは私以外にはどうしようもなく無意味だし、こっちだって役に立つ相手は選びたいし、好きでもないのに所属したそこそこラッキーではあるものの期待過多な集団の際限の見えない期待に添いたいとか思えるのはちょっともう入院して休んだ方がいい、疲れてるし、入院なんぞしたらそれこそストレンジな環境に置かれる上に集団生活で大抵のものが危険物扱いらしいので、特技の切り絵ができないじゃないかああなんてこと特技の切り絵ができないストレスで死んでしまう!(別に切り絵は全然特技ではない)

 全く、朝っぱらからポテトチップス&ジュースみたいな最悪の栄養価の食餌なんかするべきでないのだ。するべきではないが、でも私は怖くて仕方がない。メーデーメーデー。違う、怖いんだ。知っている人ですら意思の疎通に困難が起きているのにまして知らない人間など。